2か月ほど前にライギョ(カムルチー)を唐揚げにして食べたのですが、
おなかがはってねむたかったので報告だけにしたところ、どうももう少し詳しく書いたほうが良かったみたいです。
かといって前回のことはあんまり記憶にないので、今回からがんばりたいと思います。
今回はスーパーに行く道中で用水路にウシガエルがいたので捕って食べることにしました。
日本は豊かな国なので、スーパー以外にも食物がたくさんあるようです。
内容を見て興味が湧いたら是非利用してみてください。
*ウシガエルは特定外来生物に指定されており、生体の移動、飼育、繁殖等は禁止されているので、いたらその場でシメてから持ち帰ってください。
私はスーパーの帰りにウシガエルを捕獲した関係でナイフ等がなかったので、
頭をうちつけて〆た(割と一般的な方法)のですが、家に帰って袋をあけたら、
蘇 っ て い ま し た
一応外来生物法は、
「生態系や農産物の保護のため 侵略的な外来生物の生息拡大を防止すること」 が目的なので、
きちんと食べてしまえば実質上の問題はないのですが、
一応はそういうきまりなのでしっかりと死亡確認をしてから運搬しましょう。
ウシガエル料理ってだいたい足の部分を唐揚げかフライにするパターンが多いのですが、
飽きたので今回はあえて違ったことをしてみたい……。
そんなわけで全身を使って 姿 焼 き にしてみたいと思います。
やったことないのでわかりませんが、魚焼きグリルで焼けばなんとかなるでしょう。勘です。
とりあえず皮をはいでいきます。ナイフよりキッチンバサミのほうが楽。
皮が結構しっかりしていてひっぱったら、靴下を脱ぐように簡単にむけます。
かなり市場に流通してる状態に近くなってきました。
内臓を破らないように取り出したら、さっそく焼いていきます。
かければだいたいうまくなる塩コショウをぶっかけて、上から香りづけにタイムをふってみました。ない場合はクレイジーソルトなんかでいいんじゃないでしょうか。カレー粉なんかも面白そう。
約10分後…こんがりといい匂いがしてきました。裏返して腹側も焼いていきます。
寄生虫や食中毒防止の為、しっかり火を通して汚物を消毒します。
なんか焦げ臭いと思ったら、前足の指先が熱源に接触していました。
せっかくの姿焼きなのにさきっちょが蒸発しましたがまあいいでしょう。完成です。
水玉のキュートな皿に載せてインスタ映えとやらを狙ってみたのですがいかがでしょうか。
ジェルネイルみたく指先も加熱したので、女子力は抜群です。
ち な み に こ の ウ シ ガ エ ル は オ ス で す 。
【感想】
肉のうまみがしっかりしていておいしいです。
鶏肉に似ているとよく言われますがそうでもない。
ホタテの貝柱みたいなすごく繊維を感じる筋肉です。
というか、
カエルを食べた感想は、とりあえず鶏肉って言っておいたらいいみたいな風潮ありますよね。
味の薄い野菜を生食したときはとりあえず「甘~い」と言っておくみたいなテンプレでしょうか。
調理方法にもよるんですかね、肉を唐揚げにしたらだいたいなんでも鶏じゃね?
ということで鶏肉っぽいものを食べたかったらスーパーで鶏を買えばいいので、
もっとカエル特有の味が楽しめるような調理方法を選んだほうがいいと思うんですよね。
まあそんなわけであえて魚っぽい焼き方をしてみたんですが。いくつか問題がありました。
まず硬い。硬くて身離れも悪い。
塩焼きみたいにお箸でほぐして和の心を理解しながら食べようと思ったけど無理でした。
結局手で持ってかじることになるのでかなり食べにくいですね。
あと全身焼いたのに結局は可食部位のほとんど脚でした。
パンパンに膨らんだ胴体も内臓ばっかりなので、下処理でとりのぞくとほとんど肉がありません。
たくさん捕まえるのが難しいわけでもないので、
やっぱり部位としては脚だけ食べるか、あるいはもっと食べやすい方法で調理するといいと思います。
煮付けなんかにすると身離れが良くて食べやすいんじゃないでしょうか。
ちなみに目玉は完全に魚でした。